業務紹介 血液浄化業務

本院透析センタ−

各血液浄化療法

HD、HDF(on line、off line)、RRT、LDLアフェレーシス、エンドトキシン吸着、GCAP、LCAP、腹水濾過濃縮再静注法を医師、看護師と連携して行っています。

緊急透析

夜間の緊急透析は、オンコール体制をとり、迅速に対応できるように努めています。
ICUでも治療ができるよう個人用RO装置を設置しています。

SPP(皮膚組織灌流圧)測定

透析患者様の下肢動脈の血流を測り、病変の予防に努めています。

水質管理

日本透析医学会が推奨する水質基準に基づき、毎月、水質管理委員会を開催しており各透析センターは常に水質基準をクリアーしており、安全な水質を提供しています。

採血データー管理

ファイルメーカー、エクセルを使用して、P、Ca 9分割表、spKt/V、クリアスペース率、nPCR、GNRI、%CGRなどから患者様のデーター管理を行っています。そして、これらのデータを基に患者様の透析時間、血流量、ダイアライザー交換などの検討を医師、看護師と連携を図りながら行っています。

各装置の保守管理

透析装置、透析液供給装置、水処理装置の年間計画に基づき、日常点検、定期点検、定期部品交換を行い、安全な血液浄化治療を提供できるよう努力しています。

本院透析センターはベッド数68床で、ニプロ社製透析用監視装置NCV-1、NCV-2、個人用HDF装置NDF-21、個人用透析装置NCV-10を使用し、月水金2クール、火木土1クールの透析療法を、患者様の状態に応じて医師・看護師との連携の元、治療に当たっています。

病棟透析、急性血液浄化療法は腎代替療法(RRT)に加え、各種アフェレーシス療法、腹水濾過濃縮再静注法(CART)などにも対応し、緊急時は24時間オンコール体制を取っています。

プラザ透析センタ−

プラザ透析センターはベッド数38床で、JMS社製透析用監視装置GC-210、個人用透析装置SDS-30を使用し、月水金2クール、火木土  1クールの血液透析及び血液透析濾過を行っています。
透析通信システムERGOTRIを導入することにより、中央管理システムにて透析中の経過及び全患者情報を瞬時に把握することができます。

プラザ第2透析センター

プラザ第2透析センターは2015年3月に開設しました。特徴として、すべてのベットでon-line HDFを行うことが出来ます。厳格な管理のもと、日本透析医学会の透析水質ガイドラインに従ってより良い透析治療を行えるように日々管理を行っています。また今回導入した日機装社製DCS-100NXD-FAS(Dialysis-Full Assist System)は、より安全な治療が行えるように最新のシステムが組み込まれています。プラザ第2透析センターはon-line HDF治療を行うための環境が整っています。

西大寺クリニック透析センタ−

西大寺クリニック透析センタ−は2011年10月1日より開院し、病床数はベッド14床、チェア7床の21床でベッドとチェアの選択が可能です。透析通信システムFuture Net Web+を導入し、電子カルテと連携させることで情報を共有することができます。透析装置はオンラインHDF対応である日機装社製の多用途透析用監視装置DCS-100NXを使用し、2013年よりオンラインHDFを開始しています。

急性血液浄化療法

腎代替療法( Renal Replacement Therapy:RRT)

RRTとは、全身炎症性症候群(SIRS)により、腎機能が著しく低下し、急性腎障害(AKI:Acute Kidney Injury)に対する血液浄化療法です。当院では、集中治療室での治療の一環として、PMX-DHP(エンドトキシン吸着)をはじめ各種急性血液浄化療法に対応しています。

敗血症性ショックに対してPMX-DHP療法と
RRTによる、同時血液浄化療法

LDL吸着療法(LDLアフェレーシス)業務

当院では、末梢動脈疾患(PAD)、家族性高コレステロール血症,(FH)の患者様に対してLDL吸着療法を行っています。
末梢動脈疾患(PAD)に対するLDL吸着療法は末梢動脈の血流改善し、下肢の痛みを改善させる他、潰瘍形成、壊死の治療にも効果を表しています。
家族性高コレステロール血症,(FH)に対するLDL吸着療法は、動脈硬化の予防に役立つとともに、血管病変の発症リスクを低減させる効果があると報告されています。
当院臨床工学技士は、これらの患者様に対して医師と協力しながら、適切なアフェレーシス療法を導入し治療にあたっています。

G-CAP、L-CAP療法業務

潰瘍性大腸炎に対する新しい治療として当院ではG-CAP、L-CAPを行っています。
また、院外施設と協力、連携をしながら患者様の受け入れを行っています。

その他のアフェレーシス療法

肝疾患による難治性腹水症に腹水ろ過濃縮再静注法(Cell-free and Concentrated Ascites Reinfusion Therapy :CART)を導入しております。患者様の状態に合わせて、より安全にアルブミン生成を行い、病棟看護師と連携を取っています。

血液透析濾過療法

オンラインHDF

オンラインHDFは高度に清浄化した透析液を補充液として用い、血液透析(HD)と血液濾過(HF)を合わせた血液浄化方法です。小分子溶質の除去に加え、中分子〜大分子溶質領域の効率的な除去が可能となります。長期透析の合併症であるアミロイドーシスの原因物質であるβ2-ミクログロブリンを積極的に取り除いて合併症を予防することができます。
2012年4月の血液透析濾過(HDF)の診療報酬の改訂により、オンラインHDFで治療を受ける患者が大幅に増加しています。
当院では、オンラインHDF専用機である日機装社製、多用途透析監視装置DCS-100NXを使用し2013年よりオンラインHDFを開始しています。

【オンラインHDFの治療効果】

  • 透析アミロイドーシス関連の骨、関節症状の緩和
  • 皮膚そうよう症の緩和
  • いらいら感、不眠の改善
  • 食欲不振の改善
  • 腎性貧血の改善
  • 透析時血圧低下の抑制